バトンのように by 中島弘貴 (2005/05/16)
今日から2005年度の東京都高校総体団体戦が始まりました。男子・女子ともに初日を突破、まずまずの滑り出しです。
それにしても、生徒たちを見ているとなんともうらやましい感じがしました。教員を辞めて早1か月半。自分を教員としてではなく、 一人の卒業生と見てみたのですが、こんなに熱い思いを持てる時期があったなんて・・・今も仕事に燃えてます(笑)が、 純粋にこんなになれる時期って中学・高校生の時期しかないのかなっとうらやましく思って今日の試合を観戦していました。 (実際には相変わらず、生徒に指示を出してしまいましたが・・・)
最後のポイントを落とし、敗者となって泣きじゃくっている姿、競りに競った末、ポイントを獲得したあとの生き生きとした目。 30を過ぎた自分には、滅多にそんなチャンスがありませんからね。
でも彼らが活躍をしているその場は、我々卒業生が絶え間なく活動を続けてきた結果、存在しているのだと思うのです。強い、弱いは別として、 皆さん必死に戦ってきたからこその、今があるのでは??
生徒たちにはその熱い思いをバトンのようにリレーしていってほしいと思うのです。
今日も昨年の卒業生3人が応援に駆けつけてくれました。これなかった卒業生もメールで結果を気にしてくれたり、 当然、OB福島君・野本君も男子会場から駆けつけるなど、人の輪がどんどん広がっています。 現役生徒にとって大切なことは勝敗だけに一喜一憂するのではなく、この環境を与えられたことを感謝し、多くの人に直接・間接的に支援を受けていること、
「おかげさま」という気持ちを、熱い情熱とともにリレーしてほしいと願うと同時に、卒業生の皆様に、 ご自分の育ったテニス部が今もしっかりと輝ける存在として活動していることをぜひ覚えていてほしいと思うのです。