試合に勝つために by 柿本往岐 (2005/07/04)
 皆様こんにちは。35期の柿本です。コラムということで、僕のテニス人生について書こうかなと思いましたが、誰も興味がないと思いますので、誰でも実践できる試合でのメンタルテクニックをお伝えしようと思います。

 ここで皆さんに質問です。(自分も、相手も右利きと仮定します。)コートの真ん中付近にチャンスボールがきました。相手は構えていてどちらにも動ける状況です。あなたなら相手のどこをめがけて打ちますか?
 ほとんどの方が相手のバックハンドを狙うのではないでしょうか。僕も、逆クロスに打って相手のバックハンドを狙います。(統計的にも9割以上の方がバックハンドを狙うそうです。)
 なぜか?それは、(人それぞれあると思いますが、一般的に)バックハンドの方が弱いからです。バックに打てばミスをしてくれる、返されてもそんなに強いボールが返ってこない、もしカウンターでエースをとられても、まぐれだ、2回も続かない、と気持ちの切り替えができるetc...
 そうです!相手がバックハンドで打ってくれることは、自分にとってプレッシャーが少ないのです。逆に考えると、相手も自分がバックハンドで打っているときは、気持ち的に楽なのです。すなわち、単純な事ですが『試合中いかに(相手より)多くフォアハンドで打つか』ということが重要になるわけです。そのことで、試合中、相手より精神的に優位にたてます。ですから、つなぎのボールを打つ時、普通のボールが自分のバックハンドに来たときはそのまま打つより、回り込んでフォアハンドで打った方がプレッシャーをかけられます。
 現役生には、練習中から常に回り込めるものは回り込んで打つ癖をつけるように練習してほしいと思います。
と書いてはいますが、現役の頃はむしろバックハンドに回り込んでいる自分がいました。というのも、残念ながらフォアハンドがまったく打てなかったからです。試合でフォアハンドを狙われて負けた事をよく覚えています…。まぁ、僕は例外なんで、是非実践してみて下さい。
 次回は、スライスとは!?についておおくりしたいと思います。
P.S.時間を見つけて練習に参加したいと思ってますので、よろしくお願いします。